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【実例で見る】沖縄の防水工事はいくらかかった?建物タイプ別の費用ケーススタディ

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「結局うちはいくらかかるの?」に答える記事

防水工事の費用相場を調べても、「㎡あたり5,500〜8,000円」では自分の家にいくらかかるのかイメージしにくいですよね。この記事では、沖縄で実際によくある4つの建物パターンで、総額・内訳・工法選定の理由まで具体的に紹介します。

工法別の単価一覧や費用を左右する要因は費用相場ページで体系的にまとめています。 この記事は「自分の家に近いケース」を見つけて総額感をつかむための実例集です。

ケース1:戸建RC造の屋上(60㎡)——築12年・初回の全面改修

沖縄で最も多いパターンです。築10年前後でトップコートが劣化し、防水層の全面やり直しが必要になります。

条件

  • 建物: 戸建RC造2階建て、屋上面積60㎡
  • 立地: 那覇市内(海岸から3km)
  • 既存防水: ウレタン密着工法(新築時施工)、トップコート剥がれあり
  • 症状: 天井にうっすらシミ、防水層の一部に膨れ

費用内訳

項目金額
既存トップコート撤去・下地処理6万円
ウレタン防水 通気緩衝工法(60㎡ × 6,500円)39万円
立ち上がり部(20m × 3,000円)6万円
ドレン周り補修(2箇所)2万円
トップコート仕上げ6万円
諸経費(運搬・養生・清掃)4万円
合計約63万円

ポイント

  • 初回改修なので既存防水層の撤去は不要(かぶせ工法で対応)
  • 密着工法から通気緩衝工法に変更することで、下地の水分を逃がし膨れを防止
  • 海岸から3km以上のため塩害対策の上乗せは最小限

ケース2:ベランダ(10㎡)——築15年・FRP防水のやり直し

ベランダは面積が小さいため㎡単価は割高になりますが、総額は抑えやすいケースです。

条件

  • 建物: 戸建RC造3階建て、ベランダ10㎡
  • 立地: 北谷町(海岸から800m・塩害地域)
  • 既存防水: FRP防水、表面のひび割れとチョーキングあり
  • 症状: 排水口周りに水たまり、階下の天井にシミ

費用内訳

項目金額
既存FRP表面研磨・下地処理2万円
FRP防水 再施工(10㎡ × 8,500円)8.5万円
排水口(ドレン)交換1.5万円
立ち上がり部(8m × 3,500円)2.8万円
トップコート(耐候性グレード)1.5万円
諸経費1.5万円
合計約18万円

ポイント

  • ベランダはFRP防水が最適(硬質で歩行に強い)
  • 北谷町の海沿いのため耐候性グレードのトップコートを選定
  • 排水口の詰まりが水たまりの原因だったため交換を追加

ケース3:アパート屋上(80㎡)——築18年・オーナー発注の改修

アパートオーナーにとって屋上防水は避けて通れない設備投資です。修繕費として経費計上できるかどうかも判断が必要になります。

条件

  • 建物: RC造3階建てアパート(6戸)、屋上80㎡
  • 立地: 浦添市(海岸から2.5km)
  • 既存防水: ウレタン密着工法(築時施工)、全面的に劣化
  • 症状: 3階の2部屋で雨漏り、防水層の膨れ多数

費用内訳

項目金額
既存防水層撤去(80㎡ × 1,500円)12万円
下地補修(クラック注入・爆裂補修3箇所)15万円
ウレタン防水 通気緩衝工法(80㎡ × 7,000円)56万円
立ち上がり部(30m × 3,000円)9万円
ドレン周り補修(4箇所)4万円
トップコート仕上げ8万円
諸経費(養生・入居者告知対応含む)6万円
合計約110万円

ポイント

  • 築18年で膨れ多数のため既存撤去が必要(かぶせ不可)→ 撤去費12万円が上乗せ
  • 爆裂補修が3箇所あり下地補修費が大きい
  • 入居者への事前告知と工事中の騒音対策が必要(施工期間は約5日間)
  • 税務上の扱い: 同種の防水層への更新は原則「修繕費」として一括経費計上が可能。ただし工法変更や耐用年数の大幅延長を伴う場合は「資本的支出」として資産計上・減価償却の判断が必要です(税理士にご確認ください)

ケース4:マンション屋上(200㎡)——築25年・大規模修繕の防水工事

管理組合主導の大規模修繕で行う屋上防水は、1件あたりの金額が最も大きいケースです。

条件

  • 建物: RC造5階建てマンション(20戸)、屋上200㎡
  • 立地: 宜野湾市(海岸から1.5km・塩害注意エリア)
  • 既存防水: アスファルト防水(新築時)、全面的に劣化
  • 症状: 5階の複数戸で雨漏り、防水層のひび割れと浮き

費用内訳

項目金額
既存アスファルト防水撤去(200㎡ × 2,000円)40万円
下地補修(クラック注入・不陸調整・爆裂補修5箇所)35万円
塩ビシート防水 機械固定工法(200㎡ × 7,500円)150万円
立ち上がり部(60m × 3,500円)21万円
ドレン周り補修(6箇所)6万円
笠木シーリング打ち替え(60m)8万円
諸経費(足場・養生・管理組合対応)20万円
合計約280万円

ポイント

  • 広い面積では塩ビシート機械固定工法がコストパフォーマンスに優れる
  • 海岸から1.5kmの塩害注意エリアのため、シート材は耐塩仕様を選定
  • 笠木のシーリング打ち替えを同時施工することで足場費を節約
  • 大規模修繕の修繕積立金から支出。長期修繕計画に12年サイクルで組み込むのが一般的

4ケースの比較まとめ

ケース面積工法総額㎡あたり実質単価
戸建屋上60㎡ウレタン通気緩衝約63万円約10,500円
ベランダ10㎡FRP約18万円約18,000円
アパート屋上80㎡ウレタン通気緩衝約110万円約13,750円
マンション屋上200㎡塩ビシート機械固定約280万円約14,000円

注意: ㎡あたり実質単価は防水施工だけでなく撤去・下地補修・諸経費を含む総額ベースです。工法の単価だけで比較すると実際の費用を見誤ります。

見積もりをもらったら確認すべきこと

上記のケースを参考に、自分の見積もりと比較してみてください。大きく外れている項目がある場合は、業者に理由を確認しましょう。

  • 内訳が「一式」表記のみ→ 項目ごとの㎡単価と数量を出してもらう
  • 下地補修費がゼロ→ 現地調査で下地の状態を確認しているか確認
  • 諸経費が極端に高い(総額の20%以上)→ 内訳の開示を求める

見積書の詳しい読み方は防水工事の見積もりの読み方|悪徳業者を見抜くチェックリストで解説しています。工法別の一般的な単価は費用相場ページをご覧ください。

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